月刊チャイルドブックニュースの一覧はこちら

月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
202004作者
チャイルドブックアップル4月号『のりもの いっぱい! どこに いくの?』の
間瀬なおかた先生です。
202004表1 
『のりもの いっぱい! どこに いくの?』
作・絵/間瀬なおかた
間瀬なおかた(ませ・なおかた) 
愛知県生まれ。法政大学文学部卒業。作品に『おじいさんのはやぶさ』(KKベストセラーズ)、『おとぎれっしゃしゅっぱつしんこう!』(金の星社)、『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』『ドライブにいこう』他の乗り物しかけ絵本シリーズ、『しんかんせんでいこう』『ゆうびんでーす!』「うみやまてつどう」シリーズ、『せんそうをはしりぬけた「かば」でんしゃ』(以上、ひさかたチャイルド)など多数。





――今作はご著書の『ドライブにいこう』の続編ということですが、続編の構想は以前からお持ちだったのですか?
実は、続編を作ろうとして考え始めたわけではないんですよ。一冊のなかにいろいろな乗り物が登場したら楽しいだろうなと、ずいぶん前から思っていました。でも、ただ乗り物をたくさん登場させるだけでは、図鑑みたいでしょ? お話として構成するには、いろいろな乗り物が登場する必然性が必要ですよね。アイデアが浮かばなくて長い間そのままになっていたんですが、やっと、こうすればいいなと考えがまとまり、作品化することができました。続編ということで、扉ページと第1場面は『ドライブにいこう』と同じような絵にしてみました。でも、違うところがあります。さて、どこが違うでしょうか? ぜひ見くらべてもらいたいですね。
202004img01
今作(上)と『ドライブにいこう』(下)の第1場面。どこが違うかわかりますか?
202004img02
――いろいろな乗り物が大集合ですね! 見どころを教えてください。
自動車をはじめ、船、電車、飛行機など、いろいろな乗り物を登場させましたが、そのなかにはこれまでの乗り物しかけ絵本シリーズの作品に登場したものもあります。作品を楽しんでくれている読者の方は「これはあの本に出てきた!」と気づいてくれるかな? ちなみに、例によってわたしの愛車も登場します。でも、「あれっ? ちょっと変!」と思うかもね。そう! 色が変わっているんです。実は、同じ車種なのですが、車を買い替えたんです。これからはこの色の車がわたしの愛車なので、よろしくお願いします。
――細かいところまで“絵の遊び”が満載ですね。
子どもの頃から集中力が続かなくて、授業中すぐに退屈になり、ノートに落書きして遊んでいました。いまも、長い間絵を描いていると飽きちゃって、つい遊びを描き込んじゃったりしてしまうんです。でもね、遊びの描き込みに夢中になっていると、いつの間にか集中力が復活して、また描き続けられるんです。あまりに遊びが過ぎると自分でも後ろめたくなるんだけど、集中力を持続するには遊びが必要なんだ! と開き直ってます。これって、都合のいい言い訳? みんなでロケットの打ち上げを眺める場面では、お父さんの手元に缶ビールらしきものがあります。「あら、帰りはお母さんひとりで運転?」と思うのですが、よーく見ると「そういうことですか!」と納得。そんな絵の遊びを発見して、楽しんでくれたらうれしいですね。
202004img03
――読者の方へのメッセージをお願いします。
このお話は、旅の本でもあります。旅はどこへ行くかはもちろん、途中の風景や出会いも大事。奥行きや広がりを感じられる、気持ちのよい風景を描こうと心がけました。風景をじっくりと楽しんでくれたら、いつの間にか絵本のなかに入り込んだような気分になるかもしれませんよ。もしもそんな気分を味わってもらえたら、最高に幸せです。
月刊チャイルドブックニュースの一覧はこちら

ページの先頭へ戻る