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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
202002作者
おはなしチャイルド3月号『ふえふきねずみ ぴとん』の
正高もとこ先生です。
202003表1 
『ふえふきねずみ ぴとん』
作・絵/正高もとこ
正高もとこ(まさたか・もとこ) 
京都市生まれ、愛知県在住。大阪大学人間科学部卒業後、染色を始め、その後、絵本を作り始める。絵本の作品に『どんぐりころちゃん』(すずき出版)、『きゅうきゅうしゃのぴーとくん』(岩崎書店)、『まいにちまいにちたんじょうび』(偕成社)、『がまとうさぎのもちあらそい』(くもん出版)などがある。地域で子どもたちに絵本を読み、いっしょに楽しんでいる。 





――この絵本を作られたきっかけを教えてください。
幼年童話の創作の依頼をいただいて考えこんでいたときに、窓の外からたて笛の音が聞こえてきて、あっというまに、この話が生まれました。あとから、学生時代の出来事を思い出しました。わたしは街で怖そうな人たちに囲まれたとき、たまたま持っていたたて笛を強く吹いて相手を驚かせ、走って逃げたのです。この災難がお話の種になったとは… びっくりです!
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P.12-13
実体験から生まれた、危機一髪の迫力のシーン!
――今回、なにか表現でこだわられたり、苦労されたところなどはありますか?
子どもたちを必要以上に怖がらせてはいけないので、本当は暗い森の中を、3月号にふさわしい新緑の明るい緑で描くように努めました。
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P.8-9
怖いシーンだからこそ、明るく表現された森の中

観察していると、春先は日々、木々の緑色が変化していきます。見ていて、楽しかったですね。
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P.6-7
細やかに描きこまれた新緑の木々
――先生ご自身についてお伺いします。絵本作家になったきっかけを教えてください。
学生時代に、ボローニャ国際絵本原画展で絵本『よあけ』(ユリー・シュルヴィッツ作画/瀬田貞二訳/福音館書店)の原画を見て、絵本作家に憧れるようになりました。その後、次男が通っていた保育園の先生方に絵を見てもらったときにほめられたので、調子にのって絵本を作り始めてはまりました。
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山に囲まれた湖のほとり。暗く静かな夜明けまえから、刻々と変わる風景を美しく描いた名作絵本です。
――小さい頃はどんなお子さんでしたか?
4歳年上の兄を追いかける活発な子どもでしたね。空想しながら絵を描くのも、大好きでした。
――絵本を作るときに大事にされていることはありますか?

子どもたちが主人公に感情移入して、主人公といっしょに成長していける話を作りたいと思っています。

正高先生の絵本
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2014年度
おはなしチャイルド6月号
『でめきんちゃん』は、ひとりぼっちのでめきんちゃんが、池で新しい友達を見つけるお話。
――保育現場の先生方にメッセージをお願いいたします。子どもたちにとって、お話は現実です。この絵本を読んでもらう子どものなかには、主人公のぴとんと同じくらい、怖い思いをする子もいるでしょう。でもそれゆえに、日常生活で困難に直面したとき、どうすればよいかを頭のなかにきざみつけるのです。子どもの生きる力を信じて、子どもたちといっしょに「ぴとん、よかったね」と、ハッピーエンドを楽しんでくださいね。

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