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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
チャイルドブック・アップル7月号
「うみまで いけるかな?」
小林ゆき子先生です。


チャイルドブック・アップル7月号
「うみまで いけるかな?」
作/新井洋行 絵/小林ゆき子
小林ゆき子(こばやし・ゆきこ)
1977年生まれ。千葉県在住。イラストレーター、絵本作家。主な作品に、『ふしぎなよるのおんがくかい』(小峰書店)、『ポーリーちゃんのポケット』『おしゃれなねこさん』(以上、教育画劇)、『ブラザーサンタ』『ハロウィンのランプ』(以上、岩崎書店)、「くろくまくん」シリーズ(フレーベル館)、『ぴーかーぶー!』『カチンコチン!』(以上、作・新井洋行/くもん出版)、『おつきさまはどこいった?』(作・新井洋行/チャイルド本社)など多数。
――2匹のねずみ、チュッチュとチョピーのキャラクターの違いはどんなところですか?
 チュッチュとチョピーの性格のちょっとした違いは、心のなかでこっそり設定していました。グイグイと引っ張っていくわんぱくな子と、その子についていくちょっと臆病で控えめな子、という感じで…。あくまでこっそりですけどね。

――絵を描くうえで大切にしたことなどがありましたら、教えてください。
 お話が川の流れに沿って進んでいくので、同じような画面が続いて単調にならないように、川岸の景色を変化させることに気をつけました。

――お気に入りの場面はありますか?
 1ページ目の絵が一番のお気に入りです。「さあ、お話が始まるよ〜!」という、幕が上がる導入の場面を装飾的に描いてみたいなあと常々思っていたので、今回描くことができてとてもうれしかったです。また、かめさんの顔の表情も気に入っています。

 ▲1ページ目の絵

――ドキドキのしかけが連続しますが、しかけページの見どころを教えてください。
 草や岩の後ろに隠れたなにかの姿におののく、チュッチュとチョピーの表情と、現れたものの姿を見て安どする表情の落差に注目して、2匹といっしょにドキドキしてくれるといいなあと思います。滝から落ちるしかけは、わたしも何度めくっても爽快です。

迫力満点のしかけがいっぱいです!

――2匹といっしょに冒険している感覚が楽しいお話ですよね。
 自分も2匹といっしょに帽子に乗り込んで川を流れているんだ、という気持ちになってページをめくってほしいです。本当にゆらゆらと水の流れに乗っている感覚になりますよ。ラストに向かって激しくなる水の流れと、海に落ちるときの心臓がふわっと浮くような感覚は、日常では体験できない大冒険です。

――ご自身の“冒険”にまつわるエピソードがあれば教えてください。
 石橋をたたいて壊してしまう小心者なので、あまり冒険とは縁がありません。物語のなかの冒険を想像で楽しむのが好きです。でも小さいころから現在に至るまで、興味を惹かれるものがあれば所構わずフラッと行ってしまうので、迷子の常習犯です。ほんのささやかな、ヒヤッとする小冒険はよくしています。まわりは迷惑ですけど、わたしは楽しいです。

――最後に、読者の方へのメッセージをお願いいたします。
 お話を読みながら、チュッチュとチョピー、2匹のキャラクターなどを想像してみてください。彼らのことを考えて、気持ちを近づけて仲よしになると、彼らの仲間としてこの冒険に参加している気持ちになって、お話がもっともっと楽しくなると思いますよ!


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