●エラストマー (弾性物質/Elastomer)アルミニウム蒸着アルミニウムを蒸発させ、樹脂フィルム表面に付着させる加工。金属的な光沢を持ち、気密性、耐水性に優れたフィルムが得られる。スナック菓子や冷凍食品などの包装によく用いられる。FRP (繊維強化プラスチック/Fiber Reinforced Plastics)グラスファイバー(ガラス繊維)や、炭素繊維などを混ぜ合わせて補強したプラスチックの総称。不飽和ポリエステル樹脂とグラスファイバーを組み合わせたものが一般的。軽量で強度に優れた材料が得られる。素材の分離が難しいため、リサイクルには不向き。オレフィン系樹脂アルミニウム真ちゅう (黄銅/brass)アクリルクレモナナイロンアルミニウム複合板グラスファイバー(ガラス繊維/glass fiber)高吸水性高分子 (SAP/Superabsorbent Polymer)TPE(熱可塑性エラストマー/Thermoplastic Elastomers)スチール (鋼/steel)ステンレス (ステンレス鋼/stainless steel)帆布ビニロンポリウレタン合成木材ターポリン発泡樹脂フタル酸エステル鋳鉄ポリエステルレーヨンビニールレザー (PVCレザー)ポリウレタンレザー (PUレザー)ある種の炭化水素(炭素と水素だけからできている有機化合物)を多数結合させて作られる合成樹脂。ポリエチレン、ポリプロピレンなど。塩素を含まないため、焼却時に有害物質を発生しない。金属元素のひとつ。金属材料としてのアルミニウムは比重が鉄の約3分の1と軽く、軟らかい。また、耐食性に優れる。純アルミニウムよりもアルミニウム合金として用いられることが多い。銅と亜鉛の合金。銅65%、亜鉛35%程度のものがもっとも一般的。金属としては軟らかく、加工のしやすさから日用品や工芸品などに広く用いられる。ポリアクリロニトリルを主原材料とする合成繊維。羊毛に似た短繊維(ステープル)と、絹に似た長繊維(フィラメント)がある。染色性、耐薬品性、耐候性に優れ、セーター、毛布、カーペットなどに用いられる。熱に弱い。株式会社クラレ製ビニロン糸の商品名。ロープ用糸として定評がある。単にビニロン糸製ロープを指してクレモナロープと称されていることもある。上級グレード商品にビニロン60%、ポリエステル40%の混紡糸クレモナSがある。ポリアミドを溶融紡糸して作られる合成繊維。軽く、絹に似た性質を持つ。強じんで耐摩耗性、耐水ポリエチレンなどの樹脂板を芯材として、上下をアルミニウム板で挟んだ素材。軽量で耐候性、耐食性に優れるため、屋外の看板類によく用いられる。溶融したガラスを糸状に引き伸ばしたもの。断熱材、吸音材、絶縁材などとして利用されるほか、プラスチックやコンクリートの強化繊維として用いられる。また、光ファイバーとして通信用にも使われている。小さな力を加えることで大きく変形し、その力を除くと元の形に戻ろうとする物質の総称。鉄を主成分とし、約0.02%〜約2%の炭素を含む金属材料。成分や用途によってさまざまに分類される。本カタログでスチールと表記した場合、炭素以外の元素を添加しないもの(炭素鋼)を指す。ポリビニルアルコールを主原材料とする合成繊維。摩擦に強く、耐候性、耐薬品性に優れる。染色性に難があり、やや硬い感触のため、衣料用よりも産業用資材として多く用いられる。ポリイソシアネートとポリオールの化学反応から得られるポリウレタンを紡糸して作られる合成繊維。ゴムのような伸縮性があり、水着やスポーツウェア主にポリプロピレン、ポリスチレンなどのプラスチックと木粉を混合して角材や板材の形状に仕上げたもの。天然木に近い質感を持ちながら、腐りにくく、耐候性やメンテナンス性に優れた材料が得られる。多くは廃材から原料を得るリサイクル材料。ポリエステル繊維を軟質の合成樹脂フィルムで挟んだ複合シート。丈夫さを生かして横断幕、テント、ライフジャケットなど幅広く利用されている。特に高い吸水力を持つ高分子(多数の原子からできている非常に大きな分子)の総称。現在、主流となっているポリアクリル酸ナトリウムは、自重の数百倍におよぶ水を吸収できる。紙おむつ、保冷剤、簡易トイレなどに利用される。常温ではエラストマーとしての弾性を示すが、熱を加えると軟化して成形可能になる材質。フィルム状、チューブ状などのエラストマーを容易に作ることができる。リサイクルが可能。スチレン系、塩化ビニル系、ウレタン系など、多くの種類が作られている。金に似た黄色の光沢を放つ。耐食性を高めるため、クロムなどを添加した鋼。クロム18%、ニッケル8%を含む18-8ステンレス鋼性に優れ、衣料用や産業用資材として幅広く利用される。紫外線により黄変する場合がある。太い糸を平織りにした厚地の織物。強度、耐久性に優れ、テント、バッグ、エプロンなどに用いられる。もとは帆船の帆として使う丈夫な綿布を表す語。衝撃吸収、断熱、防音などを目的として、中に気泡を含ませたプラスチック。“発泡〜”、“〜フォーム”などと呼ばれる。(〜はプラスチック名)発泡ポリスチレン(発泡スチロール)、ポリウレタンフォームなど。主に塩化ビニール樹脂に可塑剤(柔軟性を与えるための添加剤)として使われる。近年、環境ホルモン(人の生殖、発育、健康に悪影響をおよぼす物質)ではないかと疑われ、使用を避ける傾向にある。フタル酸エステルを使用しないとき“塩化ビニール樹脂(ノンフタル酸)”のように表記。メラミン樹脂板メラミン樹脂をしみ込ませた化粧紙に、フェノール樹脂をしみ込ませたクラフト紙を何層も積み重ね、圧着した積層樹脂板。硬質で傷つきにくい。耐熱性、耐水性、対衝撃性に優れる。がもっとも一般的。メッキや塗装なしで屋外や湿気のある場所に使用することができる。鋳物(高熱で溶かした金属を型に流し込んで作られるもの)に用いられる鉄。成形の自由度が高いが、比較的もろい。(割れにくく強化されたものもある。)機械部品などに使われる。などに用いられる。耐候性にやや劣る。主にポリエチレンテレフタレートを溶融紡糸して作られる合成繊維。糸の断面形状を変えることにより、さまざまな特性を持つ繊維が作られている。寸法安定性、弾性に優れるため、形くずれせず、しわになりにくい。衣料用繊維として最も多く利用されている。木材パルプなどのセルロース(植物繊維の主成分)から作られる再生繊維。美しい光沢と柔らかさを持つ。しわになりやすく、水に弱いため、取り扱いに注意が必要。ポリエステル繊維などを基布とし、塩化ビニール樹脂を表面層とする合成皮革の一種。硬さの調整、表面のしわ加工などにより、天然皮革に似せた風合いを出す。経年変化により硬化、収縮する。ポリエステル繊維などを基布とし、ウレタン樹脂を表面層とする合成皮革。柔らかく、肌触りがよい。空気中の水分や紫外線などにより経年劣化する。プラスチック(合成樹脂)関連用語について金属材料について化学繊維など繊維材料について複合材料、その他の材料について578
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