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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
もこちゃんチャイルド1月号『ちゅるちゅる ちゅるん』の
石倉ヒロユキ先生です。
ちゅるちゅる ちゅるん 

もこちゃんチャイルド1月号
『ちゅるちゅる ちゅるん』
文/真木文絵 絵/石倉ヒロユキ

石倉ヒロユキ(いしくら・ひろゆき) 
松江市生まれ。イラストレーター、グラフィックデザイナー、庭園写真家、装丁家、エッセイストとして幅広く活動。絵本の作品に「ポットくん」シリーズ、『はやおきのロビン』(以上、福音館書店)、『ころころおむすび』他の「ママと赤ちゃんのたべもの絵本」シリーズ、「いっしょにつくろ! エコこうさくえほん」シリーズ(以上、岩崎書店)、『おべんとくん』『ゆかいなクレヨンぐみ』『へんしんおりがみぐみ』『カレーだいおうのまほう』『おべんとどうぞ』『トコトコとこちゃん』(以上、ひさかたチャイルド)など多数。 




――麺類はお好きですか?
麺類はみんな好きですよね。ぼくも昔はそばを打ったりしたんですよ。ちょうど絵本を描き始めた40歳くらいのときかな? 知り合いの編集者といっしょに、毎年大晦日に打ってました。10年間くらいやりました。ただ、次男が3歳のときに、そばアレルギーがわかって。そば茶を飲んだら顔が赤くなったんですよ。それ以来打ってないんですけど。家では、日常的に料理はします。家族からは、若干“作らせてあげてる”感もありますが…。麺類はやっぱり食卓にはよくのぼるし、人気があると思います。

――子どもの頃の麺類の思い出などはありますか?
ぼくは小学生の頃、ちょっと登校拒否だったんですよ。両親が働いていて家にいなかったし、その頃は子ども向けの番組もそんなにやっていなかったから、昼間テレビでよく「きょうの料理」を見てましたね。自分の料理の基礎はほとんどここで培われたと思います。そんな子どもだったから、ある日、小学生4〜5年生だったかな、うどんを食べたくなって、台所にあった小麦粉で作ったことがあります。小学生のやることだから、粘土みたいにコシもなにもない“すいとん”のようなものができて、食べてみたらまずかった、というのが思い出ですかね…。今は、冷凍うどんなどもおいしくて、食のレベルが上がっていると感じますが、昔はそうでもなかった。前に長男が小学生の頃、給食の試食に行ったら、出たのがソフト麺で、レベルが全然変わっていないなと思いました(笑)。それとくらべてもまずいと思ったんだから、相当まずかったんでしょうね。麺類といえば、ぼくは学生の頃、ラーメン屋さんでバイトしていたこともありますよ。湯切りとかもしてました。

――食べ物がとてもおいしそうです。食べ物を描く上で意識されていることなどありましたら、お聞かせください。
食べ物を描くのは楽しいし、おもしろいですね。うさぎやねずみを描くときは、どうしてもその気持ちにはなれないというか、冷静になってしまうのですが、ラーメンを前にした気持ちにだったらなれるし、素直にテンションが上がります。おいしそうに描けるとうれしいですし、“ぼくはこんなのがおいしいと思っている”というのを考えながら描いています。食は好みがあるし、例えば、この麺類だったら、この具がいいとか、卵はこんな形がいいとか、みんなそれぞれ思うところがあると思います。絵を見てどんな味に感じるかなとか、そのあたりが知りたいと思いますし、それが楽しい感じがします。

――今回は、麺類を“とりわける”絵本ですが、お子さんとの“とりわけ”エピソードを教えてください。
ぼくはいじわるなので、ねぎとかも乗っけてしまう親でした。でも子どもはそれでねぎを好きになりましたよ。子どもはすぐ好き嫌いを言いますが、ラーメンはねぎも込みでラーメンなわけですから、ラーメンを食べたかったらねぎも食べないとだめ、これは嫌とか言うのはだめ、というのは、それはそれで大事なことだと思います。

201901

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