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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
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おはなしチャイルド9月号
『ホッシーちゃんと みどりの ほし』
小桜としえ先生です。
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おはなしチャイルド9月号
『ホッシーちゃんと みどりの ほし』
作・絵/小桜としえ

小桜としえ(こざくら・としえ) 
鳥取県境港市生まれ。人形劇団にてTV舞台美術、人形制作をてがけ、NHK Eテレの子ども番組の仕事をする。その後、イラストレーターになる。絵本の作品に『おひめさまのくらしかた』『おひめさまのおくりもの』『ホッシーちゃん』(以上、チャイルド本社)がある。日本児童出版美術家連盟会員。




――前作『ホッシーちゃん』から構想2年。今回のお話を作られたきっかけを教えてください。
2011年の東日本大震災の衝撃は大きく、被災した方々を思って心が苦しくなりました。その翌年、わたし自身も突然近しい人を亡くし、震災でいきなり大切な人を亡くし普段の生活を奪われた方々の気持ちを本当の意味でわかったような気がしました。悲しみに暮れる日々を送っていた頃、支えてくれたのは家族や友人の励ましでした。自分のできることで震災と向き合いたいと思ってこの絵本を描きました。制作過程では、ここでもまた編集者の方のたくさんの助けや励ましを得て完成することができました。決して1人で作っているのではない、と感じた絵本作りでした。

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――表現で苦労されたところやおすすめのシーンなどありましたら教えてください。
みどりのほしさんが宇宙嵐に襲われたあとの絵は描いていてとてもつらいものでした。東日本大震災だけではなく、毎年起きる災害の光景を思い起こしつつ「ホッシーちゃん、がんばって!」と願いながら描きました。 おすすめはホッシーちゃん、サッサカ、かぜさんが宇宙のみんなのところへ行くシーンです。それぞれの星たちがみどりのほしさんを心配している顔を見てほしいです。

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――このお仕事を始められたきっかけを教えてください。
いわさきちひろさんの絵本が大好きで、中学生の頃からいつか絵本を描く人になりたいと思っていました。若い頃は人形劇団&舞台美術の工房で主に子ども向けのテレビ番組の仕事をしていました。人形劇の小さくて簡単な舞台を持って、幼稚園や保育園に公演に行ったこともあるんですよ。子どもたちと触れ合える楽しい仕事でした。その後、子育てが落ち着いた頃に夢だった絵本を描きはじめました。

――小さい頃から絵を描くことはお好きでしたか?
保育園の頃に描いた絵を母にほめられて絵を描くことが大好きになりました。本当に上手な絵だったかはわかりませんが、ほめられてとてもうれしかったことを今でも覚えています。

――絵本を作られる際に日頃から意識していることはありますか?
ドタバタしてしまったり、困難なことに出会ってもいつかはきっとよくなる! そんなふうに未来に希望がもてる絵本を描きたいと思っています。

――保育現場の先生方にメッセージをお願いいたします。
この絵本を読んでくださってありがとうございます。震災という難しいテーマですが、この絵本を読んだあとに、ホッシーちゃんやみどりのほしさんのことが子どもたちとの会話のなかに少しでも出てきてくれたらうれしいです。

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