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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
もこちゃんチャイルド6月号
「にぎにぎ ぱっ!」
つるみ ゆき先生です。


もこちゃんチャイルド6月号
「にぎにぎ ぱっ!」
作・絵/つるみ ゆき
つるみ ゆき
東京生まれ。武蔵野美術短期大学油絵専攻、東京学芸大学美術科卒。主な作品に『ノアおじさん』(至光社)、『ルネちゃんおして』(くもん出版)、『かぜがはこんだクリスマス』(サンパウロ)など。日本児童出版美術家連盟会員、日本捜索救助犬協会会員。
――『にぎにぎ ぱっ!』は、赤ちゃんにぴったりの内容ですね。着想のきっかけなど教えてください。
生まれたばかりの赤ちゃんはぎゅっと手を握っていますよね。
時にはふにょふにょと指を動かしていて、そおっと指を差し出すと思いのほか強い力でぎゅっと握り返してくれて。胸のきゅんとする瞬間です。手を握ったり開いたりって赤ちゃんの初めての動作のひとつです。言葉がけでそれができるようになる頃には、赤ちゃんもずいぶんとしっかりしてきています。
赤ちゃんとお母さんやお父さんがスキンシップしながらいっしょに遊べる絵本が作りたい、そう思って、さまざまな赤ちゃんの暮らしや動きを考えました。そのなかで浮かんできたのがこの絵本です。

――今まで描かれてきた絵のタッチとは異なると思うのですが、絵について今回工夫された点を教えてください。
赤ちゃんが初めて出会う絵本なので、赤ちゃんの目にはっきりとよく見えるように気を遣いました。目、鼻、口で表情がよくわかるように顔の大きさは思いきりドンと大きく、メリハリがあるように地肌の部分はできるだけ明るい色使いにしました。その分背景の色では楽しませてもらったかも。

――色使いも独特ですね。今回こだわられたところなどありましたらお聞かせください。
この絵本は10場面ありますが、全体で一つの絵だと考えています。なのでページをめくったときバラバラな感じがしてしまわないように、自然に色が流れていくように工夫しました。具体的に言うと、背景の色がページをめくるとキャラクターの色になるようにリンクしています。
ピンクのおさるさんになりましたが、なかなかかわいいのでは? と思っているのですが、どうかしら。

――どの動物たちも魅力的ですが、お気に入りのキャラクターなどありますか?
我が家には5匹の猫と2匹の犬がいます。猫さんは、今回のモデルで登場しています。わんちゃんにもご登場を、と思ったのですが、肉球ばかりになってしまうのでご遠慮いただきました。
人間の手と似ているおさるさん、吸盤のあるかえるさん、羽のあるにわとりさん、いろんな感触を想像して、形といっしょに楽しんでいただければと思います。
実は我が家のわんちゃん、ハイタッチがとても上手なんですよ。喜んでしてくれます。
猫さんには猫パンチされてしまいそうでチャレンジしていませんが。

本当に上手なハイタッチです!

――最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。
この絵本は、ご両親と遊ぶ赤ちゃんの笑顔を思い描きながら制作しました。編集の方たちにたくさんのアドバイスをいただいて、いっしょに作りました。絵本をきっかけに、赤ちゃんと触れ合う時間をたくさん持っていただけたらというのが願いです。
赤ちゃんの表情、言葉、動作…真正面からしっかり見つめてあげてください。
宝物のような今この瞬間を大切に過ごしてほしいな。

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