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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
サンチャイルド・ビッグサイエンス11月号
『はなやさんの しごと』
写真家 細川 剛先生です。


サンチャイルド・ビッグサイエンス11月号
『はなやさんの しごと』
撮影/細川剛
細川 剛(ほそかわ・たけし)
1958年、兵庫県西宮市生まれ。北里大学獣医畜産学部獣医学修士課程修了。在学中より青森県十和田を中心に、東北地方の自然とそこに生きる人々の生命を中心に撮影を続けている。写真集に『寒立馬』(講談社)、『森案内』(小学館・第14回東川賞新人作家賞受賞)、 子ども向けの絵本に『おばあちゃんと つくったよ! おいしい ほしがき』(ひさかたチャイルド)などがある。

――今回の「はなやさんの しごと」は、細川さんの発案で始まった企画ですね。花屋さんの絵本を作りたいと思ったきっかけは?
ぼくは森などの写真を撮ることが多くて、飾るための花に目を向けたことはなかったんです。でも、たまたま犬の散歩をしているときに、道端に咲いている花を「きれいだな」と摘んで帰り、それを花瓶に挿して机に飾ると、その花から好きな場所の空気がこぼれ出ているように感じられました。花ってすごいですよね。
ぼくと花との付き合いはそんな感じだけど、都会に住む友人たちは、花を花屋で買って飾るという習慣を大切にしているという。そんな話を聞いたり自分の体験を考えたりするうちに、花のイメージが花屋につながっていき、今回の企画がスタートすることになりました。

花屋さんの手の中で、花は美しい花束に変わっていきます。

――取材した北上市の花屋さんも、細川さんが探してきた方ですよね。この方を取材しようと思ったのはなぜですか?
友達の結婚式で、花嫁さんのブーケがすごくすてきだったんです。どういうふうにすてきかというと、植物たちの生きる力が伝わってくるというか、生命の醸し出す形と力が小さな世界になって、ブーケの中に見えたんです。友達に聞いたら、北上にすごくすてきな花屋さんがいて、その人に頼んだんだと、自慢げに教えてくれました。こういうブーケを作る花屋さんは、どういうふうに植物に向き合っているのか? そういう興味もあって、取材をさせてもらうことになりました。

――取材して、驚いたことなどありましたか?
同じ花を使っても、どんなふうに作るかで、できる花束はぜんぜん違うものになりますよね。花屋さんの手の中で、行きつ戻りつするうちに、花が新しい命を放ち始める……その変化が魔法みたいで驚きました。実は、使わなかった写真ですごく好きな花束があったんです。植物のもつ生命力が形になって、あたかも自然の中に育っている花たちの姿がそこにあるような…。残念ながら、今回の本の流れのなかでは使えなかったんですよね。

――細川さんがこれから作って行きたい本は、どんな本ですか?
必要なものはお金でなんでも買う世の中だけど、生きるってことは自分が工夫してなにかを作っていくことだと思うんです。工夫をすることは、「生活のリアリティー」を取り戻そうという作業です。それを自分自身が楽しみたいし、周りにいる人にも子どもたちにも楽しんでほしいと思っています。それを表現して、なにか本になったらいいなと思っています。

ウェディングブーケを手に持つ花嫁さんも撮影させてもらいました。


ひさかたチャイルドより 好評発売中 『おばあちゃんと つくったよ!おいしい ほしがき』文・宇部京子 写真・細川 剛 定価(本体1,200円+税)
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