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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
202006作者
おはなしチャイルド6月号『くさかりやぎさんズ』の
藤島由美先生です。
202006表1 
『くさかりやぎさんズ』
作・絵/藤島由美
藤島由美(ふじしま・ゆみ) 
横浜市生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。博報堂勤務を経て、画家(二科会)・イラストレーターとして活動。1984年第7回日本の絵本賞入賞、1996年第81回二科展入選。ギンザギャラリーハウス、ピンポイントギャラリーなどで個展多数。主な作品に、ペンネームゆみちゃんで、『にゃーい! にがおえパン』(小学館スクウェア)、『ツガルさん』(神奈川新聞社)、ペンネーム藤島由美で『ベッペじいさんとねこ』(「こどものとも」2016年6月号/福音館書店)、同韓国語版(グレートブックス社)がある。





――この絵本を作られたきっかけを教えてください。
わたしの絵本は全部、動物と人とのいい関係がテーマになっています。横浜市の公園でやぎによる除草を始めたと知り、さっそく出かけました。公園がキレイになる。やぎも新鮮な草を食べられる。どっちもうれしい。流行の言葉でいえば、ウィンウィン。まさに動物と人とのいい関係だな、と思って作りました。
――今回、表現でこだわられたところやおすすめのシーンはありますか?
わたしは絵をアクリル絵の具で描いています。今回はやぎの毛並みをどうしても出したくて、アクリルの地塗りの上から修正ペンで毛並みができるように描いていきました。白が際立って見え、やぎの体らしく描けているでしょ。あと、24〜25ページの出すもの出してるシーン。子どもってこういうの好きですよね(笑)。
202006img01
――やぎのどんなところが好きですか? 魅力を教えてください。
草をモグモグ食べる口元に惹かれるんですよ。草食動物は下あごにしか歯がないので、あごを大きく動かしながら、ゆったり食べています。その様子を見ているとなんだか癒されちゃうんですね。
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今まで大阪、神戸、富山、静岡…、あちこちの動物園でやぎと触れ合ってきました。とにかく好奇心旺盛で、カメラを向けると寄ってくるので、案外簡単に「どアップ」が撮れて助かるんですよ。
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――日頃から絵本を作るときに大事にされていることはありますか?
ビジュアル的には、時々ドヒャッとくるメリハリですかね。あと、作りながら必ず文章を声に出して読んでみます。スムーズに読めるかなということも意識しますね。
――小さい頃はどんな子でしたか?
いつもボーッとしていて、なにかを妄想する子だったかな。とにかくなにか作ったり、描いたりが大好きで、周りにホメられると、すぐソノ気になって、そのまま今日に至っています。
――絵本作家になったきっかけを教えてください。
広告会社にいたとき、仲間と絵本研究会を作っていました。そのなかのデザイナーに絵本作りを勧められました。その後、子育て中に描いた絵本が賞に入ったりして、ちょっとソノ気になりました。そもそもは油彩の絵描きなので、絵画造形教室の講師をしたあと、本格的に絵本にシフトしたのは10年くらいまえです。
――保育現場の先生方にメッセージをお願いいたします。
このお話はやぎの特性をちょっとユーモラスに描いた絵本です。やぎと人間が、お互い助け合いながら暮らしていることを子どもたちに知ってもらい、機会があれば、ナマやぎさんに接してもらって、このお話を思い出していただければと思います。
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