ホーム > 月刊絵本 > 月刊チャイルドブックニュース 
月刊チャイルドブックニュースの一覧はこちら

月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
小林安雅
サンチャイルド ビッグサイエンス8月号
『いそで みつけたよ!』
小林安雅先生です。
いそで みつけたよ! 

サンチャイルド ビッグサイエンス8月号
『いそで みつけたよ!』
写真/小林安雅

小林安雅(こばやし・やすまさ) 
1956年東京都に生まれる。法政大学社会学部社会学科卒業。1989年よりフリーの写真家となる。主な著書に『海中記』(福音館書店)、『海の生き物図鑑(調べてみよう名前のひみつ)』(汐文社)、『海の生き物のかくれんぼ』(偕成社)などがある。




――今回の「いそで みつけたよ!」の撮影はいかがでしたか?
今回は、潮の満ち引きが大きい「大潮」の日に撮影したかったので、月に2回しかチャンスがなく、またその日の天気がどうなるかがわからず不安でした。ちょうど台風の季節でもあり、予定を何度か変更することに。でも、当日は天気もよく、来てくれた子どもたちも、磯を楽しんでくれたみたいです。撮影した場所は、ぼくが昔から通っている下田市(静岡県)の磯で、どこにどんな生き物がいるかもよくわかっているので、撮影は順調に進みましたよ。

DFBKkB

――海のカメラマンとして長い間お仕事をされている小林さんですが、海の撮影で注意されていることは?
自然を相手にする仕事なので、気象や海の状況などの自然の条件に逆らわずに、起こったことを受け入れることが大切だと考えています。また、海の生き物を撮影しているのですから、生き物の取り扱いには気を遣います。

――小林さんがいちばん好きな海はどちらですか?
いちばん好きな海は、40年以上潜り続けている東伊豆の海です。サンゴ礁の海とは違って、四季がはっきりしているのが魅力だと思います。

――撮影でいろいろな場所に行かれて大変な体験もあったそうですね。
若い頃、テレビ番組の撮影で、カナダでサケが川をのぼるシーンを撮影している時にヒグマに襲われたことがあります。 ミクロネシアのポナペ島では、サンゴ礁の島の空撮を終えて帰る時に、セスナ機が燃料切れになり、空港の目の前の海に墜落したこともありました。海に落ちたことが幸いで、私はけがもなく、機材の水没だけで事なきを得ました。

――ご家族でいっしょに撮影されることもあると伺っています。みんなでお仕事をされて、大変だった点、楽しかった点などを教えてください。
妻はライターをしているので、いっしょに「海遊び」の本を出しました。娘は、まだ小さかったときは撮影に連れていきました。いつも家族がいっしょにいられるのはよいことですが、仕事の効率としてはどうでしょう?(笑)でも、子どもがなにに興味をもって驚くのか、そのリアクションを見るのが楽しみでした。

DFBKkP

――今、子どもが海で遊ぶ機会が減っているといわれています。まず最初に海に親しむために、どんなことをすればよいでしょうか?
海を知らないと、なかなか遊びのイメージがわきにくいですよね。まずは、磯遊びのガイド本や図鑑などを参考にして、できるだけ情報を集めましょう。潮の干満の時間や、服装、持ち物、触ってはいけないものなどの知識があったほうがよいですね。子どもは磯へ行くと興奮して走り回ってしまいますが、ちょっと落ち着いて潮だまりをじっくり観察してみてください。いろいろな生き物が見えてくると思いますよ。

月刊チャイルドブックニュースの一覧はこちら

ページの先頭へ戻る