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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
201906作者
サンチャイルド・ビッグサイエンス6月号『かみと あそぼう!』の
岩立直子先生です。
201904表1 
サンチャイルド・ビッグサイエンス6月号
『かみと あそぼう!』
監修/岩立直子
岩立直子(いわたて・なおこ) 
「横浜こども科学館(現 はまぎんこども宇宙科学館)」にて13年間勤務。主に科学実験、企画展、工作教室などを担当。科学実験ショーは、制作から実演まで担当し、1,000回以上の実演経験あり。2006年退職後、2007年3月より「かんたん工作・科学あそび教室くりの木倶楽部」を立ち上げる。0歳から大人まで参加できる教室を主宰している。サイエンスショー制作・演示、科学教室講師、サイエンスイベントプロデュース活動の他に、保育雑誌に、科学あそびや工作の執筆・制作も行っている。学芸員。鎌倉在住。二男一女の母です。 





――先生は科学教室を主宰されていますが、子どもの頃から工作や実験などに興味がありましたか?
大好きでした!3歳上に兄がいるのですが、その兄が持っていた科学絵本や図鑑を、子どもの頃、よく眺めていました。理科実験の図鑑が、特に大好きで、実際に図鑑に載っていた実験、氷に塩をつけて糸で氷を釣ったり、アサガオの花を絞って色水を作ったり…、1人でいろいろやった思い出があります。家では台所が遊び場でした。

――科学教室をやっていて、子どもたちはどんなことに興味がありそうですか? また、子どもたちは紙の工作、実験は好きですか?
子どもたちは、どんな実験も大好きですよ。でも、特に好きなのが、食べたり飲んだりすることのできる実験。それがおいしければ、大、大、大興奮です(笑)。
「紙の工作、実験教室」を、何度も開催したことがありますが、毎回、大人気です!子どもたちにとって、お絵描きしたり、絵本を読んだり…、「紙」は身近な素材なので、一層、興味をもつようです。「紙のリサイクル」について、理解できていなかった子が牛乳パックを使って「紙漉き」をやったら、「紙は、また使える!」とピンときたようで、うれしい瞬間でした。

――子どもたちが科学に興味をもつのは、どんなところからでしょうか?
やはり、「なぜ?」と疑問をもつところからだと思います。

――園で、またはご家庭で、どんな遊びをすることが、科学の目を育てるきっかけになるでしょうか。
どんな遊びにも、科学の目を育てるきっかけはあると思います。子どもに「なぜ?」という気持ちが生まれるきっかけ作りは、ほんの少しの声かけでもできると思います。大人が、子どもの「なぜ?」に全て答えられなくても(時々、びっくりするような難しい質問もありますよね(笑))、「わからない」と正直に言ってもいいと思います。「〇〇ちゃんは、どう思う?」「〇〇くんがわかったら、教えてね」など、いっしょに考える姿勢を見せるだけでも、科学の目は育つと思います。そして、「なぜ?」という気持ちをもったことを、たくさんほめてあげてください。

――今後、作ってみたい本のテーマはありますか?
台所でできる科学遊びをテーマにした本を作ってみたいです。以前、「おやつでサイエンス」という教室をやったことがあるのですが、子どもたちはもちろん、見学していた大人にも大好評でした。

――最後に、先生方へのメッセージをお願いします。
今は、テレビや動画で、いろいろおもしろいことを見ることができる時代です。教室で、なにか実験をやろうとすると、「見たことある!」という声が必ず飛び出します。でも、聞いてみると、実際に体験したことはないと。見ただけで、やった気になっている人の多いこと!実体験に勝る学びはないと思います。ぜひ、園では、たくさんの実体験を子どもたちにさせてあげてください。そして、たくさんの失敗をして、たくさんの不思議と出会ってほしいと思います。
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