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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
インタビュー201802
もこちゃんチャイルド2月号
『だれが つくったの』
篠崎三朗先生です。
インタビュー201802 

もこちゃんチャイルド2月号
『だれが つくったの』
作・絵/篠崎三朗

篠崎三朗(しのざき・みつお) 
1937年、福島県に生まれる。桑沢デザイン研究所グラフィック専攻科卒業。東京イラストレーターズ・ソサエティ、日本児童出版美術家連盟会員。現代童画会ニコン賞、高橋五山賞受賞。ミュンヘン国際児童図書館より絵本『おかあさんぼくできたよ』(至光社)、挿絵『おじいさんのランプ』(小峰書店)が国際的に価値ある本として選ばれている。
その他、『かさじぞう』(くもん出版)など絵本、挿絵多数。
――着想のきっかけを教えてください。
ぼくは雪国育ちで、子どもの頃はテレビもない時代だったから、外で遊ぶしかなかったんだよね。その頃の子どもは、外遊びもいろいろな種類を知ってた。例えば、みかん箱(※その頃は木の箱だったそう)に雪を詰めて固めてレンガにしてお城を作ったり、その上に雪だるまを載せたり…。子どもの頃作った雪だるまはシンプルで、せいぜいバケツを載せたり軍手を腕の先に付けたりするだけだったけれど、その上におもしろさを付け加えたくなったのが考えたきっかけかな。絵本の流れとして、いろいろな動物が出てきてそれぞれの特徴のある部分を付けていったらおもしろい、と思ってね。 

――小さい頃の雪の思い出など教えてください。
ぼくの出身は福島県郡山市で、雪が積もると「雪スケート」をよくやったよ。冬になると、スケートを金物屋さんで売っていたんだよ(笑)。軒先にぶら下げられてね。長靴の上にベルトでスケートを付けて、凍った道路を走ったり、池が凍れば池を滑ったり。「下駄スケート」っていうのもあってね。足袋と下駄で滑るから、びしょびしょになるんだけど、子どもは元気だから大丈夫だった。うちの中で遊ぶことはほとんどなかったね。あってもトランプくらい。 

――道路を滑っていたんですか!?
車が珍しいくらいの土地だったからね。でも、たまにおまわりさんが来て叱られたりして。車につかまって滑ったりもしたんだけど、それも見つかると怒られてね…。 

――今回のように作も絵もされる絵本はどのように作られますか?
アイデアを練るときは、1回できたら置いておく、というのが大事かな。ひととおりできあがったら、いったん置いておいて、思いついたり、気づいたときに直す。それをなんども繰り返して完成度を上げていくという感じかな? 置いておくことで、客観的に見られるようになるんだよね。絵本は第三者に伝えるものだから、説明的になったり解説的になったりすることもあるけれど、そうならないように、なるべくドラマを作っていく気持ちで作ることが大事だと思う。 

――挿絵のお仕事も数多く手掛けていらっしゃいますが、どんな点が異なりますか?
あらかじめお話のあるものは、自分で想像もしていなかったものがあるから、幅が広がる楽しさがあるね。原稿は脚本で、どういう芝居・表現をするか、というつもりで描いているよ。それから、自分でいろいろ調べて、気がつかなかったことに気がついたりするのもおもしろい。前に『にん者とうがん太郎』(あかね書房)という作品に絵を描いたときに、編集者に冬瓜の種を渡されて、生長過程をスケッチしてくださいと言われたことがあって、描いたこともある。描いていく過程で発見もあって、とてもおもしろかった。
資料を集めたり、ロケハンに出かけたりすることで、なにを伝えてなにを略していくかがわかってくるし、なによりそれを自分で楽しんでいくことがいいことだと思う。遊びに近い感じになっていかないと、見る方だって楽しくならないんじゃないかな? 

――この『だれが つくったの』は、雪だるまの変化を定点で見ていくおもしろさがありますね。
絵本のめくりの変化を楽しんでもらえるかな? ひとりの子が雪だるまを作ったんじゃなくて、みんなで作り上げる楽しさ、予想もできなかったものができるおもしろさが伝わるかなと思う。ものを作る楽しさ、共同で作る楽しさを感じてもらえたらうれしい。 

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