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月刊チャイルドブックニュース

月刊絵本におかきいただいている作家、画家、写真家の中から毎月おひとりにインタビューをいたします。
このページは、そのインタビューをまとめたものです。
なお、この記事は小社の月刊絵本をご採用いただいている幼稚園、保育園の先生方に配布している冊子「ほいくえほん」にも掲載されています。
はじめましてのえほん10月号
『で〜て お〜いで〜!』
あべえみこ先生です。
で〜て お〜いで〜! 

はじめましてのえほん10月号
『で〜て お〜いで〜!』
作・絵/あべえみこ

あべえみこ 
東洋英和女学院短期大学保育科卒業。1992年から4年間、NHK教育TV「うたってゴー!」の歌のお姉さんとしてレギュラー出演。その他、NHKラジオ「ことばの教室」「おはなしの旅」に出演。また、子どもの歌を中心にレコーディング、ファミリーコンサートなどで全国的に活動。「フィンガータップ」考案者(特許取得)。日本遊育研究所研究員。日本音楽著作権協会会員。主な出版物に『フィンガータップ』『あべえみこのうたってあそぼうタップリ〜ン!』『2歳からあそべるあべえみこの心ぽかぽかぽっけポ〜ッ』(以上、メイト)がある。




――今回が初めての絵本だそうですね。着想のきっかけを教えてください。
いつもバッグの中に入れて持ち歩いている、くまのぬいぐるみがいるのですが、ある日そのくまちゃんが逆さまになって入っていたんです。「あらあら…」と思い、足を持ってひっくり返したら、「ばぁ〜っ!」と言って顔をあげたように思えて、思わずクスッと笑ってしまいました。そのとき「あっ! これ楽しいかも!」といろいろ考え始めたのが、『で〜て お〜いで〜!』を作るきっかけだったと思います。

――今回の絵本で一番力を入れたシーンを教えてください。
どのシーンも楽しんで描きましたが…葉っぱの中から、きつねちゃんが「ばぁ〜っ!」とジャンプして出てくるシーンは、「私もやってみたいな」と気持ちもいっしょにジャンプしながら描いたので、特に楽しめたかなぁと思います。

――子どもたちと一緒に遊びながら楽しめる絵本だと思います。創作されるときのこだわりを教えてください。
絵本を読みながら、または読み終わったあとなどにいっしょにふれあって遊べたらいいなと思い、子どもたちが無理なくできる動きや、シンプルでわかりやすい言葉、リズムで「いっしょに遊ぼう」と、話しかけるように作ることを心がけています。ふれあいながら楽しいときを過ごしてほしいと思っています。

――絵本を描こうと思われた経緯を教えてください。
ある日、ケーキを食べたくて1人でカフェに行ったときのことでした。私の隣の席には、3〜4歳くらいの女の子と、そのお母さんが座っていました。テーブルの上には、運ばれてきたばかりのおいしそうなパンケーキがありました。すると、女の子が私もよく知っているパンケーキが出てくる絵本の1フレーズを言ったのです。お母さんもニコニコしながら、その絵本の中の次の1フレーズを返しました。「なんてすてきなんだろう!」と思いました。おふたりは、目の前のパンケーキと絵本の中のパンケーキを重ね、絵本の中の出演者になって楽しんでいたのです。私は「あぁ、私もこんなすてきな瞬間のお手伝いができるような絵本を描いてみたいなぁ」と思い、それから絵本を作ることに挑戦し始めたと思います。

――NHKの歌のお姉さんとしてご出演されていたそうですね。絵本を描くお仕事と、歌のお仕事で意識されている点に違いはありますか?
どちらのお仕事も、まだまだ修行中の私には、少し難しい質問かもしれません。なので、今の私が思うことをお話しします。歌をうたうときも絵本を描くときも、歌・絵本それぞれの世界を聴いてくださる方、読んでくださる方の心に届けられることを意識していると思います。歌は、目に見えない声・音色に心を乗せて伝え、絵本はもう少し具体的な形の絵にして伝えるという表現の仕方が違うところなのかなぁと思います。どちらも、聴いてくださる方、読んでくださる方それぞれが、心の中でイメージをたくさん膨らませて楽しんでいただけるように心がけたいと思っています。

――読者の方へ、メッセージをお願いします。
絵本は、ページを開くといつでも遊びに行ける「すてきな旅先」のように思えます。『で〜て お〜いで〜!』も、何度も遊びに来ていただいて「○○かくれんぼ」と絵本の中の動物さんのまねっこをしたり、手や足や顔、または身近な日用品やおもちゃなどいっぱいアレンジして、ふれあい遊びを楽しんでいただけたらいいなぁと思います。絵本をきっかけに、笑顔いっぱいの楽しいときを少しでもお手伝いできたら幸せです!

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